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チェルノブイリ28年目の子どもたち 上映と講演会

 取手市福祉交流センターで行われた「チェルノブイリ28年目のこどもたち」は充実した内容になりました。参加者もほぼ予想したくらいの人数が集まり、企画した私たちはほっとしました。

 はじめはDVDの上映でした。2014年に白石さんがウクライナのコロステンという町を取材した報告です。学校や医師への取材、また特定の子どもとその母親の取材で構成されていました。学校の校長先生は30年の教師経験がありますが、チェルノブイリ事故以前の子どもたちに比べ、最近の子どもたちは疲れやすく、筋肉や甲状腺の異常、目の病気などが増えているそうです。心臓などに病気を抱えている子どもも多く、健康だと言える子どもは本当に少なくなっているそうです。事故のずっと後に生まれた子どもたちですが、校長先生はこのような状況を放射線の影響だと考えています。

 データで示すのも大事ですが、子どもたちの回りにいる大人たちの感じ方も重要だと思いました。

 世界的には原発事故による疾病は甲状腺がんだけが取り上げられていますが、ウクライナでは23種もの疾病をチェルノブイリ事故に起因する疾病としているそうです。そうした状況の中で、学校の体育の授業もリスクグループごとに分けて行われています。

 ある女の子は原発事故による疾病とは認定されていないけれど、いろいろな症状があり、特に市販のスナック菓子や炭酸飲料などをとると発作を起こすので、父親が無農薬で野菜を栽培し、母親手作りの食事を取らせていると言っていました。

 ウクライナでは子どもは社会が育てるということで、子どもへの予算は戦争があっても削減しないとのことです。日本とくらべて凄いことだと感心しました。チェルノブイリ法という法律によって、様々な支援がうけられます。その中でも子どもたちの保養は大きな力を持っているようです。

 日本でも「原発事故子ども・被災者支援法」が全会派の賛成で成立しましたが、その対象は福島県に限られています。法律の立案時には年間1ミリシーベルト以上の地域を対象にするはずで、当然取手も含まれる筈だったのですが、福島県外は対象にしないことが大きな問題であるとの指摘がありました。

 日本では食品の安全性をPRするために、福島県内の学校給食に福島産米を利用したり、子どもの帰還を促進するために、広野町に「ふたば未来学園」を開校するなど、子どもの政治利用が進められており、心が痛みます。

 白石さんの講演は熱が入っており、時間がたりなくなる状況でした。参加者の心に深い印象を残したことと思います。


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取手は茨城県内でもホットスポットと呼ばれる放射能が非常に高い地域。
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